あなたはコモディティ(Commodity)という言葉を聞いたことがありますか?
品質や特徴に差がない同質的な商品のことをコモディティといいます。反対語はブランド品・ニッチ商品・付加価値商品です。商品の差別化が難しいので価格が主な選択基準になります。商品が同じなら1円でも安く買いたいですよね。

私たちの日常生活でいえば、ガソリンなどは代表的なコモディティです。上のグラフはレギュラーガソリン価格の全国平均値です。2025年1月の現金価格は177.7円で、過去10年の推移は右肩上がりで、2015年頃と比べると約1.5倍です。上昇の原因は、為替の円安と原油価格上昇といわれています。車によく乗る人はつらいですね。
なお、このグラフは「gogo.gs」という有名なガソリン価格比較サイトから引用しました。(2025年1月20日現在)
https://gogo.gs/
これは大変便利なサイトでぜひ使っていきたいと思います。全国のドライバーから情報投稿されたガソリン価格が、地図上にわかりやすくプロット表示されています。最近の価格がスマホやPCの画面上で確認でき、まわりのガソリンスタンドと比較して、どこのガソリンスタンドが安いか一目瞭然です。

私の地元の大阪市阿倍野区や天王寺付近はこんな感じ。現在の表示情報だとレギュラーで180円台が中心かと思われます。実は、1月16日から政府のガソリン補助金が縮小され、今後さらにガソリン小売価格の上昇が見込まれますので、すでに190円台のスタンドも多いのかもしれません。

同じタイミングで和歌山県和歌山市付近を表示したものが、上の画像です。ほとんど160円台で、大阪阿倍野付近とは1リッターあたり20円の差があります。NHKに「ドキュメント72時間」という人気番組がありますが、そこで72時間密着されたことのあるのが「セルフィックス和歌山北インターSS」でわたしのお気に入りです。「gogo.gs」で価格ランキングがありますが、表示時点で和歌山県内1位がこのSSで158円でした。

ガソリン価格は和歌山県は大阪府に比べて価格レベルが違いますね。わざわざ給油のためだけに和歌山県に行くのは難しいですが、和歌山に用事のある人や、大阪南部の方は多少遠回りや越境をしても値打ちある水準かと思います。私は山登りで紀泉山脈方面によく行くので先日も越境して給油してきました。
コモディティは安くすませて、本当に価値ある物やサービスにお金を掛けられるのが賢い消費者だと思います。
<参考>大阪府のレギュラーガソリン現金価格ランキング(2025年1月20日時点)「gogo.gs」より

この記事を書いた人
桐山 昌也
株式会社ライトオブライフ 代表取締役 ファイナンシャルプランナー(FP)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)・MBA(経営学修士)
京大卒、銀行・メーカー勤務を経て、現在大阪を中心に独立系ファイナンシャルプランナーとして活動。「出張型FP」・「最適なアドバイスのできる独立系FP」・「サポートの頼れる実務的FP」を特徴としている。
ライフプラン相談・家計改善は「ライトオブライフのFP」へ https://light-of-life.jp/profile/