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【実感インフレ】カレーライス物価指数から見る本当の物価上昇率と家計防衛策


公式発表のインフレ率は3%程度と言われていますが、スーパーでの買い物や外食時に「もっと値上がりしているのでは?」と感じることはありませんか?実は、多くの方が体感しているインフレ率は公式数値を上回っているのが現実です。

カレーライスと物価指数_1

カレーライス物価指数とは何か?

ファイナンシャルプランナーとして、私たちが注目しているのは、株式会社帝国データバンクが定期的に集計している「カレーライス物価指数」です。

総務省「小売物価統計」から、カレーライスの具材となるじゃがいもなどの材料や、電気・ガス代など水道光熱費の全国平均価格を基に、それぞれの分量や各調理工程の分あたりエネルギー使用量を配分し、算出されています。

多くの家庭で定期的に調理されるカレーライス、日本の家庭料理の定番であるカレーライスに関わる材料費・経費の変動は、実質的な生活コストの変化を如実に表します。

2025年4月のカレーライス物価指数:1食 429円

以下は、帝国データバンクの発表からの抜粋です。

「2025年4月時点で1食あたり429円となり、13カ月連続で最高値を更新した。前月(421円)から+8円、1年前の2024年4月(321円)からは+108円・33.6%増と3割を超える大幅な上昇となり、23カ月連続で前年を上回ったほか、前年からの増加額は過去10年で最大となった。コメ価格の高騰で「ごはん(ライス)」の食材コスト増が顕著なほか、平年の2倍近くにまで値上がりしたニンジンをはじめとする野菜類の高騰が影響し、カレーライス物価は引き続き上昇基調で推移した。」

【品目別の1年前からの上昇率は?】
コメと生鮮食品を中心に、報じられている消費者物価指数(総合)の上昇率(3.6%)を大きく上回る上昇率(+33.6%)。

品目別現在
(2025年4月)
1年前
(2024年4月)
価格差上昇率
 具材
(肉・野菜)
215円199円+16円+8.0%
 ごはん
(ライス)
185円93円+92円+98.9%
 カレールー25円25円±0円±0%
 水道光熱費4円4円±0円±0%
合計
(指数)
429円321円+108円+33.6%
(参考)消費者
物価指数(総合)
111.5107.7+3.8+3.6%

    公式インフレ率と実感の差はなぜ生まれるのか

    消費者物価指数(CPI)は約600品目の価格変動を測定していますが、私たちが日常的に購入する品目は限られています。

    例えば、食料品やエネルギー価格は大幅に上昇している一方、電化製品などは比較的安定しています。あなたが食費やガソリン代の比重が高い生活をしているなら、平均よりも高いインフレを体感しているでしょう。

    例えば、以下の方はより高いインフレを実感しがちです:

    • 食費の割合が高い家計
    • 持ち家でなく賃貸住宅に住む方
    • 自家用車を利用する頻度が高い方
    • 子育て世代

    インフレから家計を守るための実践的アドバイス

    大阪のFP事務所で多くのご相談を受ける中で、効果的なインフレ対策として以下をお勧めしています。

    1. 家計の見直し:固定費削減と変動費の適正化
    2. インフレに強い資産への分散投資
    3. 収入源の複数化:副業やスキルアップによる収入増加戦略
    4. 住宅ローンなど固定金利での借入れの活用

    特に重要なのは、預金だけに頼らない資産形成です。年2〜3%のインフレが続くと、10年後には現金の価値は約20~30%目減りしてしまいます。賢い資産運用を勉強していきましょう。

    専門家のサポートを活用する

    インフレ対策は一般論だけでは不十分で、ご家庭ごとの状況に合わせたオーダーメイドの戦略が必要です。大阪を中心に活動する独立系FP事務所では、金融機関の販売目標に縛られない中立的な立場から、お客様一人ひとりに最適な家計防衛策をご提案しています。

    物価上昇が続く今こそ、専門家による家計の健康診断を受け、将来に備えた具体的な行動計画を立てることをお勧めします。あなたとご家族の大切な資産を守るために、ファイナンシャルプランナーにご相談ください。

    「カレーライス物価指数」から見えるリアルなインフレの実態を踏まえ、あなたの資産を守る第一歩を今日から踏み出しませんか?

    参考

    株式会社帝国データバンク ウェブサイト「レポート」→「カレーライス物価指数」調査―2025年4月分https://www.tdb.co.jp/report/economic/250610_curryu2504/

    インフレに関しては、当社Webサイト「FPの豆知識」の下記のコラムも参考になります。↓
    「知らず知らずに目減りする?インフレ税の脅威と賢い資産防衛術 – コロナ禍で加速した変化、「2%の目標」、そしてお金の価値を守る方法」https://light-of-life.jp/2025/03/17/inflationtax/

    ファイナンシャルプランナー(FP)への相談については、以下のコラムも参考にしてください。
    【大阪・FP事務所】ファイナンシャルプランナーへ相談する際に役立つコラム一覧

    この記事を書いた人

    桐山 昌也
    株式会社ライトオブライフ 代表取締役 ファイナンシャルプランナー(FP)
    1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)・MBA(経営学修士)
    京大卒、銀行・メーカー勤務を経て、現在大阪を中心に独立系ファイナンシャルプランナーとして活動。
    「出張型FP」・「最適なアドバイスのできる独立系FP」・「サポートの頼れる実務的FP」・「保険・投資販売しないFP」を特徴としている。

    ライフプラン相談・家計改善・資産運用相談は「ライトオブライフのFP」へ  https://light-of-life.jp/


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